Apple Musicを数字で見る:日本のZ世代で利用率1位
日本のZ世代の学生では、音楽サブスクの利用率でApple Musicが34.3%で1位となり、Spotify(25.2%)を上回りました。日本のiPhone比率の高さが追い風となっており、個人プランは2022年の改定で月額1,080円です。
要点まとめ
- 日本のZ世代の音楽サブスク利用率はApple Musicが34.3%で1位。
- Z世代調査は学生3,120人が対象(2023年10月実施)。
- 日本市場全体のシェアは約21.5%でSpotifyに次ぐ2位(2023年)。
- SpotifyとApple Musicの2社で日本市場の約45.6%を占有。
- ICT総研の有料会員調査ではApple Musicは利用者数で3位(2022年)。
- 個人プランは2022年の改定で月額1,080円。
- ファミリープランは月額1,680円(最大6人)。
- Apple Oneは日本で個人プラン月額1,100円から提供開始。
- iPhoneは日本のスマホ市場で51.9%のシェア(2023年Q4)。
- 日本ではiOSがスマホOSの約4〜5割を占める。
- 日本の音楽配信売上は2024年に1,233億円で11年連続プラス成長。
- ストリーミング売上は2024年に1,132億円、前年比7%増。
- サブスクリプション/音楽は2024年に926億円、前年比9%増。
- ストリーミングは日本の音楽配信売上の91.8%を占める。
- 日本の有料サブスク普及率は24.2%(2022年)。
- 日本の有料会員の約77%が個人プランを利用。
- 日本は2024年も世界2位のレコード音楽市場。
- 世界の有料会員は約9,500万人(2024年6月)。
- Apple Musicは世界2位で有料会員シェア約12.6%。
- 世界売上は2024年に約105億ドルと推定。
- Apple Musicを含むサービス部門は四半期で過去最高の263億ドル。
- Apple Musicは167の国と地域で利用可能。
- カタログは1億曲超、すべてロスレスで配信。
- ロスレスは最大24ビット/192kHz、空間オーディオも追加料金なし。
- クラシック専用アプリは2023年3月開始、500万曲超。
日本市場でのApple Musicの立ち位置
1. 日本のZ世代では利用率1位
学生向けSNS「ペンマーク」の調査によると、日本のZ世代の学生で最も使われている音楽サブスクはApple Musicで、利用率は34.3%でした。2位のSpotify(25.2%)やLINE MUSIC(14.4%)を上回り、若年層での強さがはっきりと表れています。1
2. 調査対象は学生3,120人
この調査は「ペンマーク」公式LINEを利用する全国の学生を対象に、2023年10月12日から18日にかけて実施され、有効回答数は3,120人でした。サンプル規模が大きく、若年層の傾向を読み取る材料になります。2
3. 日本市場全体ではシェア約21.5%で2位
日本の音楽ストリーミング市場全体で見ると、Apple Musicのシェアは約21.5%で、Spotify(約24.1%)に次ぐ2位です(2023年データ)。若年層では1位でも、全世代をならすとSpotifyとの差はわずかという構図です。3
4. 上位2社で市場の約45.6%
SpotifyとApple Musicの2社を合わせると、日本の音楽ストリーミング市場の約45.6%を占めます。残りはAmazon Music、LINE MUSIC、AWAなどが分け合う形で、Apple Musicは海外勢の中で確かな存在感を保っています。4
5. 有料会員の利用者数では3位(2022年)
ICT総研が2022年に有料会員を対象に行った調査では、Apple Musicは利用者数でAmazon Prime Music、Spotifyに次ぐ3位でした。調査手法や対象によって順位は変わりますが、いずれの調査でも上位の常連です。5
価格とプラン(日本円)
6. 個人プランは月額1,080円
Apple Musicの個人プランは、2022年の価格改定で月額980円から1,080円になりました。広告なしで全カタログにアクセスできます。6
7. ファミリープランは月額1,680円
ファミリープランは月額1,680円で、最大6人まで共有できます。各メンバーがそれぞれのライブラリとおすすめを持てる点が特徴です。7
8. Apple Oneは月額1,100円から
Apple MusicはApple One(Apple Music、TV+、Arcade、iCloud+のセット)にも含まれます。日本では個人プラン月額1,100円、ファミリープラン月額1,850円で提供が始まりました。8
なぜ日本で強いのか:iPhone要因
9. iPhoneは日本のスマホ市場で51.9%
Apple Musicの追い風になっているのが、日本のiPhone比率の高さです。IDCによると、2023年第4四半期にiPhoneは日本のスマートフォン市場で51.9%のシェアを占めました。主要国の中でも突出した高さです。9
10. iOSはスマホOSの約4〜5割
OSベースで見ても、日本ではiOSがスマートフォンの約4割から5割を占めており、世界平均を大きく上回ります。標準搭載のミュージックアプリがApple Musicへの入り口として機能しています。10
日本の音楽配信市場全体
11. 2024年の音楽配信売上は1,233億円
日本レコード協会(RIAJ)によると、2024年の音楽配信売上は1,233億円となり、11年連続のプラス成長を記録しました。Apple Musicはこの成長市場の主要なプレーヤーの一つです。音楽業界全体の動向も合わせて押さえておきたいところです。11
12. ストリーミング売上は1,132億円
2024年のストリーミング売上は1,132億2,900万円で、前年比7%増でした。サブスクと広告収入を合わせたストリーミング全体が、配信市場の成長を牽引しています。12
13. サブスクリプション/音楽は926億円
このうちサブスクリプション/音楽だけで926億200万円に達し、前年比9%増となりました。定額制が日本の音楽消費の中心になっていることがうかがえます。13
14. ストリーミングが配信売上の91.8%
2024年にはストリーミングが音楽配信売上全体の91.8%を占めるまでに拡大しました。ダウンロード販売は縮小し、定額制への移行がほぼ完了した状態です。14
15. 有料サブスクの普及率は24.2%
ICT総研の調査では、2022年に有料ストリーミングを利用している人の割合は24.2%でした。日本はまだ伸びしろが大きい市場とされており、各社が会員獲得を競っています。15
16. 有料会員の約77%が個人プラン
同じ調査によると、日本の有料会員の約77%が個人プランを利用し、ファミリープランは約23%でした。1人で契約する利用者が多数派という構図です。16
17. 日本は世界2位のレコード音楽市場
IFPIのデータでは、2024年も日本はアメリカに次ぐ世界2位のレコード音楽市場でした。フィジカル(CDなど)の比率が高い独特の市場で、Apple Musicもこの大きな器の中で展開しています。17
世界規模でのApple Music
18. 世界の有料会員は約9,500万人
Appleは公式の会員数をほとんど開示しませんが、Statistaの推計では2024年6月時点で世界の有料会員は約9,500万人とされています。Apple Musicは世界有数の音楽サービスです。18
19. 世界2位、有料会員シェア約12.6%
有料会員ベースのシェアで見ると、Apple Musicは約12.6%で世界2位です。首位のSpotify(約32%)にはまだ差がありますが、Amazon Musicなどを上回る位置にいます。19
20. 2024年の世界売上は約105億ドルと推定
Appleは決算でApple Music単体の売上を切り出していません。業界アナリストの推計では、2024年の世界売上は約105億ドル規模とされています(あくまで推定値です)。20
21. サービス部門は四半期で過去最高の263億ドル
Apple Musicを含むサービス部門は、2024年12月期に四半期で過去最高となる263億ドルの売上を記録しました。Apple Musicはこの巨大なサービス事業の一角を担っています。21
音質・カタログ・機能
22. 167の国と地域で利用可能
Apple Musicは現在、167の国と地域で利用できます。2015年6月に100カ国でスタートし、その後の拡大で現在の規模になりました。22
23. カタログは1億曲超、すべてロスレス
Apple Musicのカタログは1億曲を超え、その全曲がロスレス音質で配信されています。配信のたびにライブラリが更新され、新譜もすぐに加わります。23
24. ロスレスは最大24ビット/192kHz
ロスレスは最大24ビット/192kHzのHi-Res Losslessに対応し、Dolby Atmosによる空間オーディオも追加料金なしで利用できます。AirPodsとの組み合わせで体験できる機能として、日本でも訴求されています。24
25. クラシック専用アプリは500万曲超
Apple Musicの会員が無料で使えるクラシック専用アプリ「Apple Music Classical」は、2023年3月に500万曲超を擁してスタートしました。世界最大級のクラシック・カタログをうたっています。25
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出典
- 株式会社ペンマーク(PR TIMES):Z世代3,000人調査、音楽サブスク利用率Apple Musicが34.3%で1位 (prtimes.jp)
- Web担当者Forum(インプレス):ペンマーク調べ、学生3,120人対象(2023年10月実施) (webtan.impress.co.jp)
- RouteNote Create:日本の音楽ストリーミング市場シェア(Apple Music約21.5%、2023年) (create.routenote.com)
- RouteNote Create:SpotifyとApple Musicで市場の約45.6%を占有(日本、2023年) (create.routenote.com)
- ICT総研:2022年定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査(Apple Musicは利用者数3位) (ictr.co.jp)
- GIGAZINE:Apple Music値上げ、個人プランが月額1,080円に(2022年改定) (gigazine.net)
- GIGAZINE:Apple Music値上げ、ファミリープランは月額1,680円(最大6人) (gigazine.net)
- iPhone Wired:日本でApple One提供開始、個人月額1,100円・ファミリー月額1,850円 (iphonewired.com)
- MacDailyNews(IDC):iPhoneが日本のスマホ市場で51.9%のシェア(2023年Q4) (macdailynews.com)
- Statcounter Global Stats:日本のモバイルiOSバージョン別シェア (gs.statcounter.com)
- 日本レコード協会(RIAJ/PR TIMES):2024年年間音楽配信売上1,233億円、11年連続プラス成長 (prtimes.jp)
- Musicman:日本レコード協会2024年、ストリーミング売上1,132億2,900万円(前年比7%増) (musicman.co.jp)
- 日本レコード協会(RIAJ/PR TIMES):2024年サブスクリプション/音楽926億200万円(前年比9%増) (prtimes.jp)
- 日本レコード協会(RIAJ/PR TIMES):ストリーミングが音楽配信売上の91.8% (prtimes.jp)
- ICT総研:有料ストリーミング普及率24.2%(2022年) (ictr.co.jp)
- ICT総研:日本の有料会員の約77%が個人プラン(2022年) (ictr.co.jp)
- Music Business Worldwide(IFPI):2024年も日本はアメリカに次ぐ世界2位のレコード音楽市場 (musicbusinessworldwide.com)
- Statista:Apple Musicの世界有料会員は約9,500万人(2024年6月推計) (statista.com)
- Statista:Apple Musicは世界2位、有料会員シェア約12.6%(Spotifyは約32%) (statista.com)
- Android Authority:Apple Musicの2024年世界売上は約105億ドルと推定(Appleは非開示) (androidauthority.com)
- The Hollywood Reporter:Appleのサービス部門が四半期で過去最高の263億ドル(2024年12月期) (hollywoodreporter.com)
- Apple Newsroom:Apple Musicが167の国と地域で利用可能 (apple.com)
- Apple:Apple Musicは1億曲超のカタログ、全曲ロスレス配信 (apple.com)
- Apple Newsroom:Apple Musicのロスレスは最大24ビット/192kHz、空間オーディオ(Dolby Atmos)に対応 (apple.com)
- Apple Newsroom:Apple Music Classicalは2023年3月開始、500万曲超 (apple.com)
Lena Brandt