数字で見るYouTube/YouTube Music:日本の音楽はここから始まる
YouTubeは日本で約7,860万人にリーチし、ネット利用者の約75%が使う「事実上のインフラ」です。日本人にとってYouTubeは最大の音楽発見・視聴チャネルであり、YouTube MusicとPremiumは世界で1億2,500万人超の有料会員を抱えるまでに成長しました。
要点まとめ
- YouTubeは2024年初頭時点で日本において約7,860万人にリーチしています。
- YouTubeの広告リーチは日本の総人口の約63.9%に相当します。
- YouTubeは2024年1月時点で日本のネット利用者の約75.3%に届いています。
- 日本のYouTube広告オーディエンスは男性約51.8%、女性約48.2%です。
- 2024年、日本では50代までの各世代でYouTube利用率が8割を超えています。
- 日本では平日・休日とも「動画投稿・共有サービスを見る」が最も長い利用行動です。
- 日本の動画共有サービス利用率は2020年度に初めて8割を超えました。
- 日経xTECHも、日本の動画共有サービス利用率が初めて8割超になったと報じています。
- 日本では有料・無料を問わずYouTube(ショートを除く)が主要な音楽聴取手段です。
- RIAJの音楽メディアユーザー実態調査は、YouTubeの音楽利用実態を継続調査しています。
- 日本の音楽サブスク利用者は2022年末で約2,770万人(前年比約8.3%増)です。
- 日本の音楽サービス利用者の約62.1%(約1,720万人)が有料サービスを使っています。
- 2022年調査でYouTube Musicの日本での利用率は3.7%から4.7%へ伸びました。
- 日本のZ世代では音楽サブスク首位がApple Music(34.3%)でした。
- 日本では回答者の約半数が音楽配信サービスを利用しています。
- YouTube Musicは日本のサブスク市場でシェアを伸ばしています。
- 日本のYouTube Premium個人プランは月額1,280円です。
- 日本のPremium学生プランは780円、ファミリープランは2,280円です。
- YouTubeは日本でPremium Lite(月額780円・税込)を提供開始しました。
- 日本の2024年音楽配信売上は過去最高の1,233億円で、11年連続プラス成長です。
- 日本のストリーミング売上は1,132億円で音楽配信全体の91.8%を占めます。
- Billboard JAPANのHot 100はYouTubeの再生回数を指標に組み込んでいます。
- YouTube MusicとPremiumの有料会員は世界で1億2,500万人を突破しました。
- YouTubeは1年間で音楽業界へ80億ドル超を支払いました。
- 世界で毎月20億人超のログインユーザーがYouTubeで音楽動画を視聴しています。
日本人とYouTube:もはや「インフラ」になった動画プラットフォーム
1. 日本での月間リーチは約7,860万人
Googleの広告リーチ指標によると、YouTubeは2024年初頭の日本で約7,860万人に届いていました。これはLINEに次ぐ規模であり、Instagram(約5,545万人)やTikTokを大きく上回ります。日本において、YouTubeはほぼすべての世代に行き渡った巨大プラットフォームです。1
2. 広告リーチは総人口の約63.9%
YouTubeの広告リーチは、2024年初頭時点で日本の総人口の約63.9%に相当しました。人口の半分以上に1つのプラットフォームが届いているという事実が、日本市場でのYouTubeの存在感を物語っています。2
3. ネット利用者の約75.3%に到達
2024年1月時点で、YouTubeは日本のインターネット利用者の約75.3%にリーチしていました。つまり、ネットを使う日本人のおよそ4人に3人がYouTubeの圏内にいる計算です。3
4. 視聴者は男性51.8%、女性48.2%とほぼ均衡
日本のYouTube広告オーディエンスは、男性が約51.8%、女性が約48.2%と、性別の偏りがほとんどありません。特定の層に偏らず、幅広い人々に届くメディアであることがうかがえます。4
5. 50代まで利用率が8割超
総務省の令和7年版情報通信白書によると、2024年には50代までの各世代でYouTube利用率が8割を超え、60代でも7割以上が利用していました。日本では年齢を問わずYouTubeが定着しています。5
6. 動画視聴は最も長い「ネット行動」
総務省の調査では、全年代を通じて平日・休日とも「動画投稿・共有サービスを見る」が最も長い利用行動でした。日本人がネット上で最も時間を費やす行動が、YouTubeに代表される動画視聴なのです。6
7. 2020年度に利用率が初めて8割超え
日本の動画共有サービス利用率は、総務省のFY2020(令和2年度)調査で初めて8割を超えました。これは、動画視聴が一部の若者だけのものではなく、国民的な習慣になった転換点でした。7
8. 報道も「初の8割超」を確認
日経xTECHも、YouTubeなどの動画共有サービスの利用率が初めて8割を超えたと総務省の調査報告書をもとに報じています。複数の独立した観点から、日本での普及の広さが裏付けられています。8
YouTubeは日本最大の「音楽発見の場」
9. 有料・無料を問わず主要な音楽聴取手段
RIAJ(日本レコード協会)の2024年度音楽メディアユーザー実態調査によると、有料聴取層・無料聴取層を問わず「YouTube(ショート動画を除く)」の利用率が高く、特に無料聴取層ではYouTubeでの音楽聴取が際立っています。日本では、サブスクに加入していない人にとってYouTubeが事実上の音楽プレーヤーになっています。9
10. 音楽利用実態を継続調査
RIAJは「音楽メディアユーザー実態調査」を通じて、日本人がどの手段で音楽を聴くかを継続的に追跡しています。CDやサブスクと並んで、YouTubeでの音楽聴取が定点観測の対象になっている点に、その重要性が表れています。詳しくは音楽業界の統計もあわせてご覧ください。10
11. 音楽サブスク利用者は約2,770万人
ICT総研の調査では、日本の音楽サブスク利用者は2022年末で約2,770万人、前年比約8.3%増でした。サブスク市場が拡大する一方で、無料のYouTube視聴も並行して大きな受け皿であり続けています。11
12. 利用者の約62.1%が有料サービス
同調査では、日本の音楽サービス利用者のうち約62.1%(約1,720万人)が有料サービスを利用しており、前年の58.7%から上昇しました。有料化が進む一方で、残りの層はYouTubeなど無料チャネルに支えられています。12
13. YouTube Musicの利用率が3.7%→4.7%へ
ICT総研の2022年調査では、YouTube Musicの日本での利用率が3.7%から4.7%へと伸び、伸び率の大きいサービスの1つとなりました。無料のYouTube視聴とは別に、専用アプリの利用も着実に広がっています。13
14. Z世代のサブスク首位はApple Music
学生約3,000人を対象としたペンマークの調査では、音楽サブスクの利用首位はApple Music(34.3%)で、Spotify(25.2%)、LINE MUSIC(14.4%)が続きました。各サービスの位置づけは、Spotifyの統計やApple Musicの統計とあわせて読むと立体的に見えてきます。14
15. 回答者の約半数が音楽配信を利用
Appliv TOPICSの調査では、日本の回答者の約半数が音楽配信サービスを利用しており、10代・20代では6割を超えていました。若い世代ほど、無料・有料を組み合わせて音楽を聴く傾向が強いことがわかります。15
有料か無料か:YouTube MusicとPremiumの料金とサブスク事情
16. サブスク市場でシェアを拡大するYouTube Music
市場シェア分析によると、Spotifyが安定して首位を保つ一方で、YouTube Musicは日本のサブスク市場でシェアを伸ばしています。動画とのシームレスな連携が、音楽サブスクとしての強みになっています。Amazon Musicの統計とも比べると競争の構図が見えてきます。16
17. Premium個人プランは月額1,280円
日本のYouTube Premium個人プランは、従来の1,180円から1,280円へ改定されました。年額プランは12,800円で、月額に換算すると約2か月分お得になる計算です。17
18. 学生プランは780円、ファミリーは2,280円
日本のPremiumには学生プラン(月額780円)とファミリープラン(月額2,280円)も用意されています。世帯や学生など、利用者の状況に応じて価格帯が分かれています。18
19. Premium Liteは月額780円で提供開始
YouTubeは日本でも、より手頃な月額780円(税込)のPremium Liteを提供開始しました。多くの動画を少ない広告で視聴できる新プランで、無料と従来Premiumの中間を埋める選択肢です。19
日本の音楽配信市場とYouTubeの存在感
20. 2024年音楽配信売上は過去最高の1,233億円
RIAJによると、日本の2024年の音楽配信売上は前年比106%の1,233億円となり、11年連続のプラス成長で過去最高を更新しました。デジタル音楽市場は一貫した成長軌道にあります。物理メディアの動向はCD売上の統計も参考になります。20
21. ストリーミングが配信売上の91.8%
同年のストリーミング売上は前年比107%の1,132億円で、音楽配信全体の91.8%を占めました。この中には広告収入型の音楽・音楽ビデオも含まれ、YouTubeが大きな役割を果たす領域です。21
22. Billboard JAPANはYouTube再生回数を指標化
Billboard JAPANのHot 100は、公式動画やオリジナル音源を含むUGC動画など、YouTubeの再生回数を指標に組み込んでいます。日本のヒットを測るうえで、YouTubeの視聴データが欠かせない存在になっています。22
グローバルで見るYouTube Music&Premium
23. 有料会員は世界で1億2,500万人超
YouTube MusicとPremiumの有料会員は、トライアルを含めて世界で1億2,500万人を突破しました。日本市場の伸びも、この世界的な成長の一部を形づくっています。23
24. 音楽業界への支払いは1年で80億ドル超
YouTubeは2024年7月から2025年6月までの1年間で、音楽業界に80億ドル超を支払いました。広告とサブスクの「ツインエンジン」が、アーティストの収益基盤を支えています。AI音楽の統計も今後の収益構造を考えるうえで示唆に富みます。24
25. 毎月20億人超が音楽動画を視聴
世界では毎月20億人を超えるログインユーザーがYouTubeで音楽動画を視聴しています。日本でYouTubeが音楽発見の中心であるのと同様に、世界規模でもYouTubeは音楽消費の巨大な入り口であり続けています。25
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出典
- DataReportal (datareportal.com)
- Statista (statista.com)
- TAMLO (tam-tamlo.com)
- Global Media Insight (globalmediainsight.com)
- 総務省 令和7年版 情報通信白書(動画共有・配信サービス) (soumu.go.jp)
- 民放online (minpo.online)
- ガベージニュース (garbagenews.net)
- 日経xTECH (xtech.nikkei.com)
- 一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)2024年度 音楽メディアユーザー実態調査 (adm.riaj.or.jp)
- 日本レコード協会(RIAJ)音楽メディアユーザー実態調査(一覧) (riaj.or.jp)
- iPhone Mania(ICT総研調査) (iphone-mania.jp)
- ICT総研 (ictr.co.jp)
- マイナビニュース(MMD研究所) (news.mynavi.jp)
- ペンマーク (corp.penmark.jp)
- ナイル/Appliv TOPICS(PR TIMES) (prtimes.jp)
- Musicman (musicman.co.jp)
- AV Watch(Impress) (av.watch.impress.co.jp)
- オリコン(life.oricon) (life.oricon.co.jp)
- YouTube公式ブログ(日本) (blog.youtube)
- エンタメラッシュ (entamerush.jp)
- 東京Days (tokyo.publishing.3rd-in.co.jp)
- Billboard JAPAN (billboard-japan.com)
- Variety (variety.com)
- Music Week (musicweek.com)
- Music Business Worldwide (musicbusinessworldwide.com)
Lena Brandt